インプラント症例

1歯欠損へのインプラント治療

右上5番目が欠損している症例---46歳主婦の方
両隣の歯を削ることなく欠損している所に歯が入りました。

右下6番目の第一大臼歯が1本欠損。この部位にインプラントを応用

奥歯の複数本のインプラント

右下7番目の奥歯が根っこだけで残せません。抜歯をした後に5番目と7番目に相当する部にインプラントを2本埋入し、ブリッジをつくりました。

右下の奥歯に3本のインプラントを応用しました。

右上の奥歯に2本のインプラントで治療

前歯のインプラント

このケースも前歯が1本だけなくなってしまったのですが両隣の歯がほぼ健全な歯だったので削ってブリッジにはしたくないという患者さんの強い希望でインプラントをいれることになりました。

インプラントオバーデンチヤー(インプラントの上に義歯を作る)

下の総義歯がゆるいのは困るということでインプラントを2本植立し、総義歯の内面に磁石(磁性アタッチメント)を取り付け、磁石の力で入れ歯が外れないようになります。

同じくインプラントに磁性アタッチメントを使用して、部分的な義歯を磁石の力で固定させるようにしたものです。上の義歯は口蓋(上顎の中央部)をくり抜くことにより、入れているときの違和感を少なくすることが出来ます。またクラスプ(入れ歯を固定するために残っている歯にかけるバネ)も不要になりますので、見た目も美しく、残っている自分の歯への負担も軽くなります。

骨造成術を併用したインプラント治療

インプラントを埋入する場所にインプラントを入れるのに足りるだけの骨がない場合があります。特に歯を抜くと顎の骨は吸収が起こり細くなってしまいます。このような場合には骨の移植と遮断膜(バリアーメンブレン)を使用して、インプラントの周りに骨を作ったり、インプラントの埋入に先立って、骨を作ってからインプラントを埋入するなどの方法をとることもあります。GBR(Guided Bone Regeneration ガイディド・ボーン・リジェネレーション)といいます。

1)GBR1回法埋入

骨の幅が狭いため、インプラントを埋入すると一部露出してしまいました。上顎の奥のほうから患者様ご自身の骨を少しだけ採取させてもらい、インプラントの上に置き、その上に遮断膜(メンブレン)を置いて、約6ヶ月で露出したインプラントの上に骨ができ、インプラントがしっかりと固定されています。

2)GBR2回法埋入

インプラント埋入予定の部分の骨が幅も高さも足りなくなっています。このようなケースでは埋入と同時にGBRをすることは少し無理があると判断し、2回法のGBRを行うことにしました。まず1回目の手術で骨のない所に他から採取した患者様ご自身の骨を移植、その上にメンブレンを設置して約6ヵ月後、十分な骨ができたところでインプラントを埋入しました。2回手術をしなければならず患者様には少し負担となりますが、このようなことをすることでしっかりしたインプラント治療ができるものと思います。

左下の歯が4本欠損しています。歯の堤にくぼみがみられます。この部の骨が欠損しています。

1回目の手術でお口の他の部分から自分の骨をとってきて、骨がないところに移植、その上にメンブレンを置いて、歯肉を元に戻すという手術をします。6~9ヶ月後、2回目の手術ではメンブレンを除去するとその下に骨のなかった所にも骨ができていますので、この部分にインプラントを入れることができます。

左下インプラントの上に4本のブリッジが入りました。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行ってインプラントを埋入

上顎のインプラント治療では歯槽頂(骨の頂上の部分)と上顎洞までの距離が短く、インプラントを入れるのに十分な骨がない場合があります。このような場合、上顎洞の前方の骨壁を口の中から開いて、上顎洞の底の部分に患者様ご自身の骨や人工骨を移植して、インプラントを埋入するのに十分な骨の高さを作ってからインプラントを埋入する方法があります。通常の方法ではインプラント治療が不可能な場合にも、治療が可能となり、かつ十分に長いインプラントを埋入することができるようになります。

右上の奥歯が(65)2本根だけになり、保存できないので抜歯部にインプラント治療を行うことになりましたが、上顎洞底との距3離(高さ)が不足しています。

上顎洞の前方の壁を除去し、上顎洞底部に骨移植をし、同時にインプラントを埋入しました。

歯周病の患者様へのインプラント応用

歯周病に罹患している患者様にもインプラント治療をすることはできます。ただし、歯周病菌が埋入したインプラント周囲についてしまうことも懸念されますので、十分な歯周治療をし、残存している歯の周囲に歯周病による炎症がなくなってからインプラント治療を行います。

1) 初診時口腔内写真

かなり進行した歯周病の患者さんです。

初診時X線写真

2) 歯周初期治療が終了し再評価時の口腔内写真

3) 模型上でインプラントを入れる部分にWAXで型を作り、それをもとにガイドスライドを装着してCT診査を行います

4) インプラント埋入手術

5) 補綴処置前の口腔内写真

最終のブリッジを入れる前に一定期間仮歯(プロビショナルレストレーション)をつけて咬み合わせ等を確認します。

6) 治療終了時口腔内写真

残存歯部分、インプラント部分にも最終的なブリッジが入りました。これからはメインテナンスになります。

治療終了時X線写真

歯周病の患者様へのインプラント応用(ケース2)

初診時口腔内写真

再評価時口腔内写真(歯周初期治療終了時)

治療終了時口腔内写真

右下に2本のインプラントを埋入しました。

全顎補綴とインプラント

上顎両側の奥歯を2年前に抜歯、入れ歯が合わず放置していたところ数ヶ月前より上前歯ブリッジがグラグラが気になる、上顎奥歯の歯のない部分にインプラントをいれてほしい、という希望で来院されました。

上顎
詰め物が合わず、多数の二次的なむし歯を起こしていたため右上4,2、左上3を残し、それ以外の上の歯はすべて抜歯しインプラントを併用したハイブリッドセラミックスブリッジを入れる計画を立てました。

下顎
右下の奥歯2本は残せなかったため抜歯しインプラントブリッジを、左下奥歯はブリッジを入れる計画をたてました。

残っている歯も治療が終わり、欠損部分にはインプラントを埋入し、プロビショナルレストレーション(仮歯)が入りました。

ブリッジが完成しました。

ブリッジを口腔内にセットし、治療終了しました。

中年の男性患者さんへのインプラントとホワイトニング審美修復


術前


右上の前歯に古いかぶせ物が入っていて冠が合っていません。
歯周病治療と歯のクリーニング(PMTC)の後にホワイトニングをしました。
右上の歯の根の治療の後にオールセラミックでかぶせものを新しく作りました。


右下の犬歯が虫歯で保存できないため抜歯をしてインプラント治療を行っています。


術後


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